「NearColorChecker 0.8をリリースした」
「このバージョンの目玉はなに?」
「TPLによるパワーアップかな」
「TPLってなんだい?」
「Task Parallel Library。並列ライブラリだな」
「それを使うとどうなるわけ?」
「複数コアが同時に走る」
「なるほど。それで早くなった?」
「なったぞ。CPUはスカスカだけど」
「なんでスカスカなんだよ」
「だって、データはすぐには来ないから」
「I/O待ちってことか」
「そうそう。データはすぐにはやってこない」
「でも、それまでよりは早くなっているからまあいいか」
「他に機能は?」
「最大のファイルをここに移動させて、というボタンを追加したよ」
「なんで?」
「より大きな画像ファイルが手に入ったら、保管場所のファイルを置き換えたいって用途のためだ」
「それだけ」
「あとは細かいコードもいじったぞ」
「どのへん?」
「主に例外関係かな」
「どんな効能があるの?」
「一部の例外は起こると全体が止まったけど、今回は問題ファイルが扱えないだけで他のファイルが処理できるようになった」
「それから?」
「あとね。ソート条件も見直してファイルサイズは指定から外した」
「なんで?」
「縦横のサイズが同じなら、バイトサイズの差はあまり決定的では無いと分かったので」
問題 §
「1つ問題が出たんだが、"error MSB3482: 署名中にエラーが発生しました: bin\Release\app.publish\\setup.exe の署名に失敗しました。SignTool Error: No certificates were found that met all the given criteria."というエラーが出た。要するに署名の期限切れだった。プロジェクトの署名タブで証明書を作り直したらそれで発行できた」
「エラーメッセージからは期限切れに読めないね」
「そう。そのため、別の可能性を考えて悩んでしまった」
「蓋を開ければとっても簡単ということだね」